TVアニメ「SSSS.DYNAZENON」
ダイナゼノン（SSSSは読まない）
メインキャラクター 山中 暦！
偶然、ダイナストライカーの操縦者として選ばれた、
３３歳・無職！
作中における彼に関する事柄にピックアップした特化記事です。
人物紹介
山中 暦
ＣＶ：梅原裕一郎
作中のメインキャラのなかで、実年齢としては最年長の３３歳。（ガウマさんや怪獣優生思想のプラス５０００歳を除く）
基本的にベットで布団をかぶり、パソコン・スマホを扱って１日を過ごしています。ずばり！ニートですね。
初回、ダイナゼノンの出現に巻き込まれ、強制的にダイナゼノンの腕部・ダイナストライカーの操縦者に選ばれました。
以降は、積極的に操縦訓練に参加しており、技術的には習熟しています。
主な関係者
飛鳥川ちせ
ＣＶ：安済 知佳
暦の従妹（いとこ）で２０歳年下の女子中学生ですが、馴染めずに学校では孤立。現在は休学中で通っていません。
普段は暦センパイの部屋に入り浸っており、暦のことを「センパイ」と呼んでいます。
無職・暦センパイが将来の目標になっている、ちょっと、残念な美少女ですね。
ちなみに、その風貌（ちょっと幼い）から、暦センパイ（ちょっと不審者っぽい？）と並んで歩くと、職質に遭うらしいです。
暦センパイが、ダイナゼノンに取り込まれた際、居合わせたことで、ガウマ陣営の訓練に加わり、ひと通りの操縦ができるようになります。
ガウマ
ＣＶ：濱野 大輝
本作の主人公で、元々は５０００年の眠りから覚めたミイラです。
「怪獣使い」として、怪獣の力で蘇ったものの、その能力は失われています。
見た目・言動とは裏腹に義理堅く人情家で、メンバーからは慕われているようです。
河川の高架下に勝手に住まいを設け、ブルーシートで覆っています。アルバイトで日銭は稼ごうとしていますが、主食は、そこらへんに生息している「カニ」。
ガウマ陣営のリーダー、メンバーの兄貴分としてダイナダイバーを操縦します。
稲本さん（現姓：橘）
ＣＶ：伊瀬 茉莉也
暦の中学生時代の同級生で、現在は、主人公・麻中 蓬がバイト先で働く「ゆりマート」のバイトリーダー。
ツリ目でプリン色の髪型が特徴的な女性です。結婚を機に地元に帰ってきて、暦と再会します。
ちなみに、中学生時代はボブカットで髪は染めていません。
中学時代に暦センパイと深く関わっており、現在と過去、両方において、暦センパイにとって、キーパーソンとなっています。
ムジナ
ＣＶ：諏訪 彩花
怪獣優生思想の一員で、紅一点！ガウマさんと同じく５０００年の時を経て蘇りました。
前作のヒロイン・宝多六花さんと、神様・新条アカネさんの特徴を兼ね備えた、極上のスタイルを持っています。
纏っている衣装も白を基調とした軍服で、アイドル衣装を連想させられる、カッコいいデザインになっています。なかでも、下半身は「ふともも」をあらわにした、とても魅力的な仕様ですね。
見た目とは裏腹に、言動がわりと子供っぽいところがありますが、そこも魅力的かも？！
ムジナ様にとって暦センパイとの出会いは大きな分岐点となります。
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暦センパイの軌跡
１話：無職のまま死んだんだ…。
不審者とロリっ娘
３３歳・無職。部屋で自堕落な生活を送る暦センパイ。従妹のちせさんに法事があることを知らされます。
無職なので、肩身が狭く、親戚たちと顔を合わせるのがイヤなようです。
そんななか、ＴＶニュースでビルや車が浮遊する「怪奇現象」が近所で起こっていることを知ったちせさんは、現場に行きたいと暦センパイを誘います。が、気が乗りません。ちせさんと一緒にいると職質に遭うらしいです。
確かに、暦センパイは見た目が不審者。ちせさんはロリっ娘。従妹どころか、親子にすら見えない風貌のふたりなので職質にあっても不思議はありません。しょうがないですね。
無職のまま…。
暦センパイに災難が？！河川越しに「怪奇現象」を眺める暦センパイとちせさん。突如その前に、半透明の巨人（ダイナゼノン）が姿を現します。
必死に逃げるふたりですが、暦センパイはズッコケてしまい、巨人の手によって潰されてしまいます。
ちせ
「センパイが死んだ？！
無職のまま死んだんだ…。」
圧死かと思われた暦センパイですが、実は無事で、巨人の内部に転送されていました。それは、４人の力によって稼働する「ダイナゼノン」。暦センパイは、なぜか、その一員として選ばれてしまいました。
他の３人（ガウマ・麻中 蓬・南 夢芽）とは全く面識がない上に、経緯もわからない状態での参入となりました。
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２話：だったらそれは、もう、就職だよ！
無職の為予定なし
怪獣との戦いを終えると、分解され手のひらサイズに縮小されたダイナゼノン。ちせさんも合流し、他の３人に自己紹介を済ませます。
暦センパイは、ダイナゼノンのアーム部位「ダイナストラカー」をガウマさんから渡されると、怪獣を使って人類を襲う「怪獣優生思想」呼ばれる「怪獣使い」たちに備え、訓練を強いられます。
無職の暦センパイは、特に予定はありません。皆が参加するなら、と快諾します。
えっ？お金出るの？！
ダイナゼノンの操縦者として、ロボットに乗れる暦センパイをうらやむ、ちせさん。ちょっとからかってるような感じでしょうか？
ちせ 「それって、 時給とか出るんすかね？」 暦 「えっ？お金出るの？！」
ちせ
「出たらどうします？」
暦
「だったらそれは、もう、
就職だよ！」
暦センパイの迷言？いや、名言のひとつですね。
３３歳・無職らしい発想ですが…。まず、就職じゃない！お金はどこから出るの？ちせさんもわかって言ってるんでしょうね。
暦センパイは、訓練に参加し順調にその技術上達させ、習熟します。
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３話：仕事、してるんですか？
稲本さんとの再会
無職・暦センパイは中学生時代の同級生・稲本さんと再会します。稲本さんは同じガウマ隊のメンバー麻中 蓬がアルバイトをしている「ゆりマート」に努める、バイトリーダーです。結婚を機に地元に戻ってきたようです。
暦センパイは中学時代、彼女の非行現場（夜間に学校のガラスを割る）を目撃しており、その秘密を共有している仲です。
また、暦センパイは無職・彼女不在にも関わらず「人助け的なことをやっている」「彼女は”今は”いない」と見栄を張ります。
まぁ、普通に仕事している人なら、昼間にフラフラしていないだろうし、その身なりをみても、結婚はおろか、彼女がいないことはバレバレですね。稲本さんもわかってはいるんでしょう。女性がその辺に気づかないはずはないと思います。
そして、暦センパイは稲本さんと連絡先を交換。稲本さんが去ったあと、ちせさんが暦センパイに彼女のと関係を迫りますが、全否定。それでもちせさんは、暦センパイが稲本さんに気があることを察します。
ニートの泣き所
同日、麻中 蓬は怪獣優生思想・ジュウガから、ガウマさんは昔の仲間だったことを聞かされ、ガウマ隊員はその夜、ガウマさん宅（河川高架下）へ「昔の仲間と戦う本当の理由」を確認するために訪問します。しかし…
ガウマ
「悪りぃけど、
今から夜勤なんだよ。」
暦
「仕事、してるんですか？」
ガウマ
「食ってくためだ。」
無職。暦センパイには耳が痛い言葉だったのでは？ニートの泣き所でしょう！とはいえ、ガウマさんも食っていくためといいながら、現在進行形で食べているのは「そこら辺のカニ」なんですよね。イマイチ言葉に重みが足らない気がするのは、気のせい？
ただ、後に兄貴分らしく蓬＆夢芽には、ラーメン定食を奢っている場面があります。基本的に、いい人なんですよね。方や、暦センパイは…。
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４話：毎日休みなのに？！
お誘い
前回、稲本さんと連絡先交換をした暦センパイに、早速、飲みデートのお誘い連絡が入ります。
暦 「どういう意味だコレ？ デート的な？ なんか、そう言うやつ？」
無職・彼女がいない歴３３年の暦センパイにとってはイチ大事！挙動不審に陥るだけの十分な理由がそこにはありました。ちせさんが、すぐそこにいるにもかかわらず、視界に入っていません！一方、勘のいいちせさんは冷静ですが「人妻」からの誘いだと気が付いているんでしょうね。
休暇連絡
定期訓練時、暦センパイは、人妻・稲本さんとの約束の日に、ガウマさんへ休暇連絡。
暦
「あっ、ガウマさん。
俺、来週休みたい日
あるんですけど。」
ちせ
「毎日休みなのに？！」
「毎日休みなのに？！」まぁ、確かにちせさんのおっしゃる通りなんですよね。それはそれで面白いんですが、あまりに露骨！！ちせさんは暦センパイを尊敬しているようなんですが、恋愛感情を持ってる？！う～ん。結局、最後まで謎なんですよね。
ヒーロー暦
今回の戦闘は風邪でダウンした蓬の代わりにちせさんが、ダイナソルジャーに初搭乗！が、当然うまくいかないので、怪獣優生思想に狙われます！しかし、さすが習熟した技術を持つ暦センパイ！！ちせさんのピンチを救います。まるでヒーローのように！
ちせ 「ありがとう先輩。」 暦 「これ以上、 法事増やすなよ…。」
なにかと、法事を嫌がる暦センパイ。（無職で肩身が狭いため）ただ、なんやかんや言いつつも、ちせさんのピンチには駆けつけます。大切にしているんですね。憎まれ口もカッコいい？！
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５話：いいものみせましょうか？
無職の休みたい日
人妻（稲本さん）との飲みデート当日、休暇を希望していましたが、訓練に勤しむ暦センパイ。しかし、あまり訓練に身が入っていません。さっさと終わらせたい様子。
蓬＆夢芽が用事の為、訓練を抜けるタイミングで終了が確定。暦センパイは恩着せがましくガウマ隊長にアピールします。
暦 「今日、休みたい日って 言ったじゃないですか。 なのに、今日、 来ましたからね。」 ちせ 「無職の休みたい日って、 どういうアレなの？」
毎度、無職に食いつく、ちせさんなんですが、気づいてはいるでしょうね。「人妻」への嫉妬？！
飲みデート！（稲本さん）
夕刻、居酒屋「兆陣」。暦センパイと人妻・稲本さんは飲みデート。
人妻とふたりで会っていることに罪悪感を持ちながらも、どこか期待する暦センパイと、 意味深な言葉で暦を惑わす人妻・稲本さん。人妻と無職。ふたりの危険な会話…。
稲本さん 「何で、結婚したんだろ？」
－回想－
中学時代、暦センパイは稲本さんの非行現場（夜間、学校の窓ガラスを投石で割る）を目撃しますが、誰にも話すことなく秘密を守ります。そんな暦センパイに稲本さんは、ある別の秘密を打ち明けようとします。あまりいい予感はしませんが…。
稲本さん（中学生）
「そうだ。
いいものみせましょうか？」
－回想・終－
夜更け、再会の約束を交わしデート飲み会は終了。人妻・稲本さんが去ると、すかさず、ちせさんがスライドイン！昔の女（人妻・稲本さん）のことは忘れましょうと、寄ってきました。いくら暇でも、やりすぎな気がします。やっぱり嫉妬？！
暦
「なんでいんだよ。」
ちせ
「いいものみせましょうか？」
そう言ってなぜか、回想中の中学生・稲本さんにカブせて、ちせさんが見せたのは「東京ビーチランド無料クーポン」（アトラクションプール）。プールデート？！結局、ガウマ陣営＆シズムで行くことになりますが…。暦センパイを待っている、暇な時間にクジでも引いたんですかね？
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６話：だったら、一緒じゃん。
飲みデート？（橘さん）
再び、居酒屋「兆陣」。暦センパイと人妻・稲本さんは飲みデート。今回は暦センパイ、かなりお酒がススんでいるようですね。
－回想－
中学生・稲本さんにとっていいもの？稲本さんは廃屋の男子便所からボストンバックを取り出してきました。中身は…？
中学生・稲本さん 「ほらこれ。すごくない？」 中学生・暦 「えっ？！いや…これ… やばいでしょ。」
中学生の暦センパイは「ごめん」と言い残し、逃げ去ってしまいます。最悪な選択ですね。暦センパイは一体何を見てしまったのか？！まぁ、ボストンバックの中身と言えば…。
－回想・終－
暦センパイにとって至福の時間はこれまで…。稲本さんの旦那（橘さん）がこの席に加わります。しかも、終始、暦センパイの名前を「山本」と間違う始末。わざと？！かな？
リア充・橘夫妻の会話は、無職・伴侶なしの暦センパイにとって地獄のような時間。一応、再会の約束を交わし今回の飲みデート？は終了。
開始当初は、ハート型に置かれた傘も、終了時には、普通の横並びに。暦センパイの心情を表し、且つ、自然を装ったうまい演出ですね。
飲みデート？（ムジナ様）
リア充の会話で地獄のような時間を過ごした暦センパイはコンビニに立ち寄ります。するとそこには、怪獣優生思想・ムジナ様の姿が！暦センパイは腹ペコのムジナ様と飲みデート？を再開！ムジナ様の奢りで！！
暦センパイは思わせぶりな態度をとりつつ、実はリア充だった稲本さんの愚痴をこぼします。
しかし、ムジナ様は会ったばかりの暦センパイのことは何も知りません。ましてや、他の怪獣優生思想の仲間と違って、「自分の意見」や「明確な目標」も持っていません。仲間に「依存」することしかできないことを暦に漏らします。そして、無職の暦センパイも同じ境遇。
ムジナ
「だったら、一緒じゃん。」
怪獣優生思想とガウマ陣営、敵味方ではあるものの、共感を覚えるふたりでした。
このままなら、いい関係になったのかもしれませんね…。
それにしても、ムジナ様お美しい～。整った顔立ち！あふれそうなの胸！ボリューム満点のふともも！男性にとっては、強烈極まりないスタイルを持っていますね。
酒の席にふたりきりで同席できた暦センパイ。泥酔とは、もったいない！
ダイナストライカー
泥酔の暦センパイは、ダイナストライカーを放置。たまたまそれを目にしたムジナ様はお持ち帰りしてしまいます。
翌日、訓練を休もうとした暦センパイはダイナストライカーを紛失したことに気づき、ガウマさんに報告。当然、大目玉を食らいます。
そして、暦センパイは、先日お酒で同席したムジナ様に疑いの目を向け、捜索を開始。
暦 「あっ、盗まれたんだ！ ムジナさんに。」
盗まれたというより、持ち去ったって表現が妥当な気がしますね。放置してあるから持ち去ってもいいとは思いませんが…。ただ、おもむろに放置している暦センパイに「非」があると筆者は思います。
そして、アジトを見つけたガウマ陣営。怪獣優生思想も「一枚岩」ではないようで、ダイナストライカーの使い道でもめている様子。
ムジナ 「はぁ…。こんなんなら、 盗まなきゃよかった。」
ダイナストライカーの用途： オニジャ：殺戮 ジュウガ：交渉 ムジナ ：依存 シズム ：返却
そんななか、暦センパイは怪獣優生思想の「虚」を突き、ムジナ様へタックル！抱き着くと同時に、その手からダイナストライカーが離れます。
ムジナ 「どいてって！」
ダイナストライカーを取り戻したガウマさんでしたが、怪獣優生思想には逃げられます。
無事、ダイナストライカーの奪還に成功した暦センパイですが、ちせさんのひややかで、クズを見るような目が…。そして、なぜか謝る暦センパイ。やっぱり嫉妬？！ムジナ様への抱き着き攻撃が目に余る？！
一方、ムジナ様ですが、今回サービスカットが多かったですね。暦センパイのおかげです！今後どのようにムジナ様が暦センパイに関わってくるのか？！期待が高まります！
それにしても、人妻・美女・ロリっ娘。暦センパイのまわりには、魅力的な女性が跋扈（ばっこ）していますね。うらやましい～！
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７話：葛藤
嫌いな人
戦闘後、暦センパイはは戦地で巻き添えになり倒れている橘さん（稲本さんの旦那）を見つけます。
すぐさま現場にかけつける暦センパイですが、動く気配がない…。しかし、立ち去ろうとした時、橘さんがわずかに声を発し、息があることに気が付きます。暦センパイにとって”嫌いな人”。それでも、良心の呵責を恐れた結果、橘さんを助けに向かいます。
筆者はすごくお気に入りのシーンで、橘さんの生存に気が付いてからの「間」が暦センパイのの葛藤をうまく表現していました。なんとか、人としてギリギリのラインで踏みとどまりましたね。
粋なはからい
暦センパイはガウマさんにこのこと（自分の嫌いな人を助けた）話します。ガウマさんは、暦を誉めると共に自分の体験談を語ります。
自分の想い人であり、手が届かない立場の存在「姫」から「自分の気持ちには正直に従ったほうがいい。」と、アドバイスをもらいす。しかも、美人な上に、ダイナゼノンを与えてくれた…。
「粋なはからい」だと、ガウマさんは暦センパイに自慢します。
それを聞いた暦センパイに笑顔がこぼれます。暦センパイの行動が、相手（橘さん）にとって粋な計らいであったことを願いたいところですね。
惚気（のろけ）
怪獣との再戦後、暦センパイは稲本さんから旦那を助けてもらったお礼の電話を受け取ります。
稲本さんの話もそこそこに電話を切る暦センパイ。さすがの暦センパイも、稲本さんの思わせぶりな態度・言動は、ただの「惚気（のろけ）」だったと気が付いたのでしょう。
そんな暦センパイに、ちせさんがそっと飴玉を渡します。
今回の暦センパイは「粋」でした！また、無言で飴玉を渡すちせさんも「粋」でしたね～。ふたりで、ボリボリ飴玉をかみ砕いてるシーンは、心が温まりまりました！
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８話： プラス５０００歳だぞ！
どっか行こうよ。
－回想－
中学生・稲本さん 「どっか行こうよ。 ふたりでさ。」
中学生・稲本さんが取り出してきたボストンバックの中身は「大量の札束」。そして、暦センパイを誘い、今の生活・現実からの脱却を提案してきます。
しかし、暦センパイは恐怖に飲まれ、稲本さんの前から逃げ出します。
－回想・終－
それにしても、札束の量に対する、中学生・稲本さんの肝の座りようたるや！本物だとしたら、お金よりも稲本さんの方が怖いですよね。
中学生・稲本さんは、なぜ、秘密を打ち明け、暦センパイを誘ったのか？そして、札束が本物なのか？稲本さんの暦センパイに対する気持ちは？当時の暦センパイは逃げてしまったので、何もわからないままです。
暦センパイが後悔しているのであれば、「逃げ出した過去の選択」なんでしょうね。
多分、俺、年上なんですけど。
自分のミスで怪獣を逃がしてしまったガウマさんは、焦りから、怪獣に対して街中でミサイルを発射しようとします。
街中でのミサイルの使用を危険と感じた暦センパイは、身を挺して（ダイナストライカーで）、ガウマさんを止め、怪獣を街外へおびき出す作戦を提案します。成長を感じる暦センパイの行動・提案に感心するガウマさんに対し、暦センパイは…。
暦 「あと…。」 ガウマ 「なんだ？」 暦 「多分、俺、 年上なんですけど。」
今更？！今更、ガウマさんに対して、年齢でマウントを取りに来ました！ちょっと、誉めたら、これですよ…。しかも、こんな時に！そんなこと言ってる場合じゃないでしょ！
ガウマ
「俺はプラス５０００！
プラス５０００歳だぞ！」
暦
「うるせぇ…。」
暦センパイあっさり玉砕…。しかも、怪獣のおびき出しにも失敗します。惜しかったんですけどね。怪獣にもてあそばれて「ごめんなさい。」を連呼。あぁ、暦センパイ…、途中までよかったのに。
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９話：無職の暇じゃない日っていつ？
暇っちゃ暇だけど
自宅で引きこもる暦センパイに、ダイナソルジャーの操縦者「麻中 蓬」から夏祭りのお誘いがあります。
暦 「もしもし。あぁ蓬君。 お祭り？まぁ、 暇っちゃ暇だけど。」
普段のちせさんなら、「無職の暇じゃない日っていつ？」って感じの、突っ込みが入りそうな返事ですが、ゴルドバーンのことがあるから余裕がないようです。
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１０話：未練
…いきたい。
怪獣の攻撃によって「過去」へと飛ばされた暦センパイ。中学生・稲本さんに「大量の札束」を見せられ、恐怖で逃げた場面へと降り立ちます。
今回の選択肢は当然、「肯定」！大金を携え、稲本さんと共に生きる選択肢を選びます。
中学生・稲本さん 「いこうよ。」 中学生・暦 「…いきたい。」
暦センパイは、甘美な過去を脱却して現実に戻ることができるのか？！まぁ、無理でしょうね…。
青春を謳歌する、中学生・稲本さんと、暦センパイ。
中学生・暦 「一生遊んで暮らせるお金… 一生遊んで…」
そんななか、終わりは突然やってきます。ダイナソルジャー操縦者の麻中 蓬が、怪獣の攻撃を攻略！他のメンバーへの外部干渉に成功します。
蓬は、暦センパイの外部干渉にも成功！海辺でふたりきりの暦センパイと稲本さんの過去に割って入ります。すると、ボストンバックに入っている大量の札束が宙を舞い始めます。
焦って、札束を拾い集めようとする暦センパイとは裏腹に、とてもいい笑顔の中学生・稲本さん。暦センパイと過ごした時間に満足しているように見えます。
中学生・稲本さん 「別にいいでしょ。 本物じゃないよ。多分…。」
蓬は、未練タラタラな暦センパイに対して、甘美な過去からの脱却を促します。強制的に…。
多かれ少なかれ、稲本さんは暦センパイに好意を抱いていたのは間違いなさそうです。嫌いな人と秘密を共有し、一緒に青春を謳歌したいとは思いませんよね。
また、再会したときにも起因します。中学生・暦センパイと、現在の暦センパイですが、随分、風貌が違います。
どうなんでしょう？面影だけで、人が人を判別することが可能なのか？！少なくとも筆者には出来そうにないです。そう考えると、ある程度の付き合い、ある程度の好意がないと、人の判別は難しいのではないでしょか？
再会のタイミングで声をかけてきたのは稲本さんでした！多分、暦センパイのことが好きだったんでしょう！それが、分かったから、暦センパイは未練タラタラだったのかもしれませんね。
なお、脱出する際、暦センパイの左足首に「聖痕（「Ｓ」の文字）」が刻まれています。ガウマさん、蓬、夢芽さん四人全員でタイトル「ＳＳＳＳ」が揃います！！ほんと、この作品小ネタ多いので、まだまだ、気付いていないネタがありそうです。
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１１話：就職活動
履歴書
前回、稲本さんへの未練を断ち切った？！のか？ついに暦センパイが就職活動を開始！無職というアイデンティティ？を自ら放棄しようとしています！履歴書作成から面談の勉強！しかし…。さすがに期待を裏切りません！ツッコミどころに注目しましょう。
履歴書Ⅰ：
趣味・特技が「ダイナストライカー（独学）」って、なかなかの強者ですね。突っ込まれたら何と答えるのか？一応、パン屋さんで働いたことはあるようです。でも、アルバイトって職歴に書かないと思うんですけど、どうなんでしょう？引いてるちせさんが地味におもしろいですね。
実は実家：
「お母さ～ん。俺のスーツ知らない？」って、暦センパイ実は、実家住まいでした！そりゃぁ無職ですからね…。彼のアイデンティティは実家だからこその話ですね。ってことはそこに入り浸ってる、ちせさんは、まさかの親公認？！
履歴書Ⅱ：
履歴書の写真を撮る暦センパイですが、さすがに、引き笑いは「ＮＧ」だと認識した模様。って、その前に、問題はその髪でしょ！まぁ、完全にアウトですが気付いていない？！ちなみに、スーツは上半身だけですね。履歴書写真あるあるなんでしょうけど、らしいですね～。
いろいろ問題がありそうな暦センパイの就職準備ですが、 どうなるのやら…。
私は、暦君が憎いよ…。
ムジナ様との決別もありました。わざわざ、もう怪獣が出現しないことを暦センパイに伝えに来たのです！しかし、このふたりの関係ってよくわかりませんね。「何も持たない同士」で共感することもあったのかもしれませんが、一応、敵対者なんですよね。
ムジナ 「私は、暦君が憎いよ…。」
ただ、ムジナ様にとって、怪獣の存在が「生きがい（依存？）」になりかけてた矢先の全滅ですから、敵対者を恨みたくもなりますかね。いい関係に成りえたかもしれないのに残念です。
それにしても ムジナ様、お美しい！前作ヒロイン宝多六花さんを彷彿させる「ふともも」（５話）！同じく、前作の神様・新条アカネに負けじと劣らずの豊満な胸（５話）！美人な上にスタイル抜群って反則ですよね！
１２話：就職
今これ、何の話ですか？
最終決戦。はじまりは巻き添いでダイナゼノンの操縦者に選ばれた暦センパイ。もう、怪獣が現れないと聞き、ダイナストラカーは、ガウマさんに返却しました。しかし、怪獣が再来！今度は、自分の意志でダイナストライカーへと乗り込みます。
グリッドナイトの危機に駆けつけ、ちせさんの友達怪獣・ゴルドバーンの援護をこなします。
暦 「ちせの友達に 死なれちゃ困るんだよ！ 法事が増えるからな！」
就職活動は始めたものの、現在の立場は「無職」！法事を増やすわけにはいきません！その習熟したダイナストライカー操縦者のスキルを発揮します。今回の暦センパイ、かなりカッコいいです！
そして、瀕死のガウマさんも戦場に到着。もう長くは生きられないと悟ったガウマさんは「怪獣使い」同士、怪獣優生思想との戦いに、巻き込んだ「お詫び」。協力してくれたことの「お礼」をしたかったわけですが…。
ガウマ 「暦にも、詫びと礼を 言いに来た。 巻き込んじまって 悪かったな。」 暦 「ガウマさん。 今これ、何の話ですか？」
しかし、暦センパイは、その件（くだり）を知りません…。ダイナストライカー返却後、就職活動に勤しんでいたので、現在のガウマさんの状況がわかっていないわけですね。この空気のギャップたるや！毎度のことながら、イチイチ面白いですね。
荒々しく躍動する
「何も持たない同士」だった暦センパイとムジナ様。現在、怪獣と一体と化し、怪獣の中で、怪獣と共に生きているムジナ様ですが、自分の依存する性格を認めた上で、その依存対象が怪獣だと気づいてしまったわけです。
そして、そのトリガーが、暦センパイとの出会いだったみたいですね。暦センパイはダイナゼノンとして、ムジナ様は怪獣「ガギュラ」として、荒々しく「情動」をぶつけ合います。
が…、それよりも、ムジナ様の荒々しく躍動する「胸」が…。内容よりもそちらが気になってしまったのは筆者だけ？しかし、ここは制作スタッフさんによる見事な演出に感謝でしょ。ある意味、見ごたえ十分でした！
コネ
怪獣優生思想との決着。ガウマさんが居なくなって３カ月。ついに暦センパイが就職！アイデンティティが崩壊しました。髪が短くなって身だしなみは整い、ナイトさんには「誰だ？」と言われる始末。普通の青年姿になってしまいました。
とは言え、暦センパイは最後まで期待を裏切りません！
これまでに ２１度の面接に失敗。結局、稲本さんの旦那（橘さん）のところで働くようになったようです。いわゆる「コネ」ですね。命の恩人という立場を利用しました。
ちせ 「ずるい手段使ったんすか？」 暦 「そりゃあ使うでしょ。」
しかし、３カ月の間に２１度も面接を受けてるってことは４日に１回は挑戦しているわけです。いい結果は出ませんでしたが、頑張ったようですね。現実問題、あの履歴書（趣味・特技：ダイナストライカー）では、ちょっと厳しいと思いますが…。
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暦センパイの感想
この作品は、主人公「麻中 蓬」「ガウマ」以外にも様々なスポットライトがあたり、細かい設定が設けられていたので、大変見ごたえがありました。暦センパイもその一端を担っていたのではないでしょうか。
彼のまわりにはいつも、一癖も二癖もある女性が跋扈（ばっこ）しているように筆者は感じました。
従妹（いとこ）であり、暦センパイののアイデンティティを尊敬している「飛鳥川ちせ」さん。
中学の同級生で、後悔を残したまま疎遠となり、３３歳で再会した「稲本さん」。
敵対者でありながら境遇を共有した「ムジナ」様。
いづれの女性も、一筋縄ではいかない女性たちでしたが、暦センパイに好意を抱いていたのは間違いないと、筆者は思っています。
ただ、結局のところ暦センパイの魅力はなにか？…非常に難しいです！
「無職」というアイデンティティから繰り広げられる、ちせさんとの会話。
「無職」にもかかわらず（稲本さんは気づいている）見栄をはる暦センパイと、リア充人妻・稲本さんとの会合。そして、中学時代に後悔した過去との決着。
「無職」ゆえの境遇（何もやりたいことがない）を共有したムジナ様との関係性と変化。
暦センパイの「無職」というアイデンティティを前提に、これらの癖のある３人の女性と関わりを持つことで、彼の魅力が際立ったのではないか？と、筆者は思いました。
暦センパイは、筆者イチ推しのキャッチフレーズ「イチイチ面白い」が、ピッタリハマるキャラクターだった気がします。
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筆者より
暦センパイが活躍する「SSSS.DYNAZENON」（ダイナゼノン）は、2021年4月～6月にかけて、放送された日本のテレビアニメーション作品です。円谷プロの特撮ドラマ「電光超人グリッドマン」を原作とする、完全新作アニメーションで、2018年に放送された「SSSS.GRIDMAN」（グリッドマン）に続く、オリジナルアニメーション第二弾になります。
この記事は、「無職・山中 暦」にスポットを当てた、筆者独自の感想であり、作品全体を見渡したものではありません。ご容赦ください。
最後まで、お付き合い頂き
ありがとうございます。
引き続き、
さくさくとまとのトレンドハウス
をお楽しみ頂けると幸いです。
